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古民家meets現代アート。BIWAKOビエンナーレ2022へ行こう!

2022.10.05

2024.12.19

国内外約70組のアーティストによる芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2022」が、10月8日(土)〜11月27日(日)に開催。今回で第10回目、規模も過去最大となったアートフェスティバルの楽しみ方を、Tabistが紹介します。

瀬戸内国際芸術祭や越後妻有の大地の芸術祭など、今年は国内のアートフェスがあちこちで盛り上がりを見せています。伝統的建造物が残る滋賀県の近江八幡市と彦根市で行われる「BIWAKOビエンナーレ2022」も要注目。かつての宿場町や商人町など、街並みとアートとのコラボレーションを体感できるのは、このフェスティバルならではの魅力です。

*写真提供:BIWAKOビエンナーレ事務局

街中アート展示の先駆け! 歴史的建造物がアートと共に蘇る

「BIWAKOビエンナーレ」は、全国で見られる街中アート展示の先駆けのひとつともいわれています。2001年に大津市での開催で始まり、2003年以降は近江八幡を中心に開催。前回の2020年からは、彦根市も会場となり、今回はさらにエリアを拡大して過去最大の規模となります。

見所は、伝統ある建造物とアート作品とのコラボレーション!

近江商人の故郷として知られる近江八幡市では、元造り酒屋や元醤油蔵を。彦根市では、彦根城や足軽屋敷などを会場としています。毎回、長年放置されていた建物を、地元住民や日本全国から集まる有志たちの手で清掃することから、本芸術祭は始まります。過去には、140年間彦根市で営業され、2019年に廃業した元銭湯「山の湯」の男湯脱衣所を、神秘的な空間へと変貌させた作品もありました。

女湯には、毛布を利用して作品を作る芸術家・江頭誠さんの作品「いっしょになかよしバスタイム」(写真下)の展示も。強烈なピンク一色の浴場に、居座るような巨大な赤ちゃんの組み合わせは、ダイナミックな印象を受けます。江頭さんの作品は、今年も見学可能です。

今年初参加となる彫刻家・西島雄司さんの作品「吉祥」は、近江八幡エリア、彦根エリアの二カ所で展示されます。実態あるものに、「光」と「空間」というアクセントが加わることで、存在だけでなく、気配すらリアルに感じられるようになる作品を目指したそう。

伝統芸能や地場産業にまつわる体験やイベントも

今年の「BIWAKOビエンナーレ」の注目ポイントを、いくつかご紹介しましょう。

人間国宝の染織家・志村ふくみさんが自身の誕生の地・近江八幡で展示する、アトリエシムラによる草木染めが見られます。11月5日(土)には彦根の宗安寺にて、ピアニスト・ACOON HIBINOを中心とした、ギタリスト、パーカッショニストとのコラボレーション・コンサートが開催されます。

今年最大の注目作品は、かつて滋賀県で盛んだった〝ヨシ〟を利用した展示。ヨシとは、湖沼や河川などの湿地に植生する背の高い多年草。近江八幡はその産地で、すだれなどの加工業が盛んでした。このヨシを用いた圧巻のインスタレーション・アートは、近江八幡、彦根の両会場で見られます。

中山道の宿場町と湖上の小島も新たな会場に

10回目の開催となる2022年は、2つの新たなエリアが加わりました。その1つが旧中山道の宿場町「鳥居本宿」。写真は、鳥居本エリアの会場「有川家」です。創業1600年で、「赤玉神教丸」という薬を販売していた薬屋でもありました。

(*BIWAKOビエンナーレ事務局)

もう一つの新エリアは琵琶湖にある有人島、「沖島」。湖にある有人島は、世界的にも稀少です。島内では5名のアーティストの作品が展示され、漁協作業場と古民家を活用した屋内展示のほか、神社や桟橋の屋外展示も(写真上)。島のあちこちを歩きながら、どこで作品に出会えるのか、ワクワクしながら探訪しましょう。沖島へは、対岸から船で10分ほどです。

最後に、開催概要についてです。会期は10月8日(土)〜11月27日(日)まで。毎週水曜日は全会場が定休日です(最終週の11月23日(水)は開催)。
エリアは近江八幡、彦根の2エリア。入場券は各エリアのみ、2エリア共通の2種類で、オンラインと各エリアの総合案内所で販売。各エリアには、それぞれ10会場ずつ。沖島は近江八幡エリア、鳥居本宿は彦根エリアに属しています。
料金などの詳細は、公式ホームページをご参照ください。

https://energyfield.org/biwakobiennale/

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泊まるなら、各会場から至近のホテルへ

Tabist ビジネスホテル くらま 彦根

彦根エリアの会場を巡ったあとは、「Tabist ビジネスホテル くらま 彦根」に宿泊を。彦根駅からひと駅の河瀬駅から徒歩15分。全室に無料Wi-Fiを完備しています。

Tabist ビジネス旅館 はざま

近江八幡市エリアから近いのは、温泉とサウナ付きの「Tabist ビジネス旅館 はざま」。近江鉄道の八日市駅から徒歩10分ほどで到着します。シングルルームの洋室と、1〜5名で泊まれる和室から部屋タイプを選べます。

今回は、滋賀県の芸術祭「BIWAKOビエンナーレ2022」をご紹介しました。本芸術祭のコンセプトは「日本人の持つ美意識の回復」。歴史ある建造物を風化させることなく、現代アートとコラボレーションすることで、保存と継承を行おうという試みです。そして、今年のテーマは「起源〜ORIGIN」。心の奥深く、自身の起源へと思いを巡らすアート展示を、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

※展示写真は、前回開催時の作品を一部掲載しています。今年は見られない作品がありますので、ご了承ください

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