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心に残る!『サマータイムレンダ』の聖地巡礼まとめ

2024.03.29

2024.12.19

名作映画のロケ地やモデルになった場所を巡る「聖地巡礼」は、旅行の楽しみが倍増するものの一つとして、アニメファンやドラマファンの間でも人気があります。

この記事では、2022年に放送された人気アニメ『サマータイムレンダ』の聖地巡礼スポットをご紹介します。そのスポットがどの場面に出てくるのかもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

『サマータイムレンダ』はどのような作品?

『サマータイムレンダ』は、webアプリ「少年ジャンプ+」で2017年から2021年にかけて連載された田中靖規(たなか やすき)さんの作品です。2022年にアニメ化され、2クール全25話にわたって、物語の完結までが描かれました。

幼馴染である小舟潮(こぶね うしお)の訃報を聞いた網代慎平(あじろ しんぺい)は、2年ぶりに故郷・日都ヶ島(ひとがしま)に戻ります。 懐かしい家族や友人との再会や、滞りなく行われていく葬儀など、全てが円満に進むように見えた中で、親友・菱形窓(ひしがた そう)が、「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げます。その 翌日、突然近隣の一家が全員消えてしまう事件が発生し、同じ頃に慎平は「自分にそっくりな“影”を見た者は死ぬ。影に殺される」という不吉な噂を耳にします。さらに、潮の妹である澪(みお)が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に“影”を見た」と言いだし──というストーリーです。

紀淡海峡に浮かぶ小さな離島を舞台とした、時をかけるSFサスペンスです。

『サマータイムレンダ』の舞台はどこ?

『サマータイムレンダ』の舞台は、和歌山市の加太(かだ)や友ヶ島とされています。

加太は古事記や日本書紀に神話の舞台として登場しており、古くから水陸の要所として栄えていました。また、万葉集でも「形見の浦」として詠まれた歴史ある港町です。加太へは南海電鉄加太さかな線で、和歌山市駅から約25分です。

和歌山市の北西、加太沖に浮かぶ無人島群の4島、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島を総称して友ヶ島と言います。このうち沖ノ島と虎島は陸続きで、虎島へ行くには許可が必要です。沖ノ島へは、加太港から定期船で約20分です。地ノ島と神島には上陸できません。

『サマータイムレンダ』の聖地巡礼スポット「友ヶ島」

ここでは、『サマータイムレンダ』の聖地巡礼スポットのうち、「友ヶ島」にあるスポットをご紹介します。

友ヶ島汽船

「友ヶ島汽船」は、アニメ第1話で慎平が日都ヶ島に戻る際に乗っていたフェリーのモデルとされています。「ともがしま号」と「らぴゅた号」の2隻で運用しており、「ともがしま号」は、まさに慎平が乗っていたフェリーのモデルとされています。

友ヶ島の松

友ヶ島にある松は、「脳に血が集まって考えが冴えるから」と、登場人物の南方ひづる(みなみがた ひづる)が木にぶら下がるシーンで多数登場しています。

友ヶ島の海辺には、松の木が多く存在します。しかし、脚を引っ掛けてぶら下がるのは当然ながら危険な行為ですので、絶対に真似をしないでください。

第1砲台跡に向かう坂道

ひづるの弟である竜之介(りゅうのすけ)が“影”のハイネに殺されてしまったシーンは、「第1砲台跡」に向かう坂道だとされています。

第1砲台は、紀淡海峡に面する、友ヶ島西端の断崖上にある友ヶ島地区最初の砲台です。友ヶ島と淡路島の間を通過する敵艦を砲撃するために設置されました。砲台の両翼には観測所跡があります。この観測所から海峡をチェックし、敵艦の位置を把握して砲弾発射角度の指示を出すのに使われていました。全国の要塞跡の金属部品は、終戦後くず鉄として持ち去られてしまったところがほとんどですが、この観測所では、奇跡的にほぼ原型に近い形で残っています。

第1砲台跡は友ヶ島灯台のすぐ隣なので、友ヶ島灯台を目指して行くと良いでしょう。

なお、第1砲台跡は海上保安庁の管轄なので、一般の人は中には入れません。

第3砲台跡

「第3砲台跡」は、慎平が根津銀次郎(ねづ ぎんじろう)に連れられて、ひづると再会したシーンの舞台です。

第3砲台跡は、友ヶ島における最主力砲台であり、島内の他の第1・第2・第4・第5砲台とともに、明治政府が紀淡海峡防備のために築造した由良要塞の一つの砲台です。

特徴として、すり鉢状の砲座から360度の全周射界をもっていたことが挙げられます。また、独自の発電所や看守衛舎があったことも特徴的です。また、地上部から階段を使って砲座下部の地下施設に入ることができます。この地下施設には、砲弾貯蔵庫や揚弾装置などが設けられていました。

第3砲台跡は保存状態がよく、ほぼ施設全体を見学することができます。しかし場所によっては暗いところや足元が悪いところがあるため、懐中電灯は必須です。

友ヶ島で聖地巡礼する際に心がけたいこと

『サマータイムレンダ』の聖地スポットが点在する友ヶ島ですが、先にも述べたとおり無人島です。お店もなければ、宿泊施設もありません。だからこそ、訪問するには気を付けるべきことがいくつかあります。せっかくの聖地巡礼をつらい思い出にしないためにも、よく守ってください。

また、和歌山市のホームページには友ヶ島汽船の運行情報や、島内の通行止め情報のほか、友ヶ島のパンフレットも掲載されています。出かける前にはチェックしてください。

服装に注意する

まず、服装に注意しましょう。無人島では、長袖・長ズボン・歩きやすいスニーカーがおすすめです。季節によっては、温度調整しやすいように羽織るものを用意したり、日差しを遮るための帽子、汗を拭くものなどを用意したりするのを忘れないようにしましょう。

また、軍手の用意もあると安心かもしれません。カバンは、両手が空くリュックサックがおすすめです。

ライトを持参する

第3砲台跡のところでも触れましたが、懐中電灯などのライトを持参しましょう。薄暗く、先がよく見えない場所もあります。 とくに頭につけるタイプのライトは、両手が空くのでおすすめです。

飲み物を十分に持参する

無人島ですので、お店はありません。また、自動販売機も船の桟橋近くにあるのみです。島内の探索中に飲み物がなくならないように、飲み物はあらかじめ十分に用意してください。

『サマータイムレンダ』の聖地巡礼スポット「加太エリア」

ここからは、『サマータイムレンダ』の聖地巡礼スポットのうち、本州側の加太エリアにある聖地巡礼スポットをご紹介します。

キシモト商店付近

澪と慎平が雨宿りをしている場所のモデルが、「キシモト商店」です。レトロな外観から自動販売機まで、うまく再現されていると言われています。

キシモト商店は、加太駅から歩いて10分のところにあるパン屋さんです。地元の人で知らない人はいないほどの有名店で、揚げパンが人気商品です。揚げパンはあん、カスタードクリーム、サーターアンダギーの3種類です。

聖地巡礼にいった際には、外観を眺めるだけでなく、是非こちらの揚げパンをいただいてみてください。運がよければ、揚げたてを食べられるかもしれません。

小嶋一商店

「小嶋一商店(こじまいちしょうてん)」は、登場人物の小早川しおり(こばやかわ しおり)の両親が経営している「コバマート」のモデルとされています。しおりの“影”を捕まえるために慎平とひづる、根津がコバマートに突入したシーンで登場します。 小嶋一商店は、南海電鉄加太駅から徒歩20分、海の近くにある和菓子屋さんです。よもぎ大福が名物です。加太の山で取れたよもぎにこだわったよもぎ餅は、ひとつひとつ手作業で丁寧に作られており、数量限定となっています。また、添加物不使用のため、出来たてでの提供しかできないため、聖地巡礼の時こそ食べるチャンスです。

加太小学校の外壁

加太小学校の外壁は、慎平と澪が友人の菱形窓(ひしがた そう)に“影”の存在を伝える場所として登場します。原作のマンガではプールサイドでしたが、アニメではフェンス外に変更されているため、少しわかりづらいかもしれません。

加太小学校は、南海電鉄加太駅から徒歩6分のところにあります。周りには和歌山市役所加太支所や、加太郵便局などの公共施設があります。

堤川沿いの堤防

「堤川沿いの堤防」は、アニメ第3話の冒頭に登場します。そこから見える「旧丸治醤油」のレンガ倉庫や、カーブミラーまでが忠実に描かれており、風景の再現度が非常に高いスポットです。

堤防は、小嶋一商店からもほど近いところにあります。場所を探す際には、旧丸治醤油のレンガ倉庫を手がかりにするとよいでしょう。また、旧丸治醤油のレンガ倉庫自体も、1923年に建築された総レンガ作りで、非常に趣のある建物です。

『サマータイムレンダ』の聖地で時の流れを感じよう

ここまで、『サマータイムレンダ』の聖地スポットについてみてきました。アニメで忠実に再現されている場所や、歴史を感じる場所が多く、多くのものが得られそうです。次の旅行先には、友ヶ島・加太エリアを選んでみてはいかがでしょうか。

中でも友ヶ島エリアは無人島であり歩き回るのも大変なので、余裕を持った旅行計画を立てるようにしましょう。

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【2024年】アニメ作品の聖地巡礼とは?代表的な作品と観光スポット48選

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