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道南からスタートし、日本海沿岸を徐々に北上するドライブコース。3泊4日の日程で、ゴールの日本最北端・宗谷岬を目指します。合間には、夏〜初秋におすすめの海鮮グルメも味わえる、ドライブの旅に出かけましょう!
歌人の心も掴んだ津軽海峡の眺望〜立待岬(函館市住吉町)〜
函館市街から車で南へ10分ほど。函館山から海に突き出すように、海抜約30mほどの断崖絶壁がそそり立っているのが立待岬。津軽海峡を一望できます。

寛永年間(1624〜1644)には、北方からの異国船の往来を監視する台場があり、明治時代には、函館要塞の背後を防御する要塞が築かれました。岬の手前には与謝野晶子・寛の歌碑、岬に至る坂道の途中には石川啄木一族の墓が建てられています。

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Tabist アネックスホテルテトラ 函館五稜郭
「Tabist アネックスホテルテトラ 函館五稜郭」は、路面電車・函館市電の五稜郭公園前駅も近く、市内観光地へのアクセスも便利です。部屋数は83室と豊富で、部屋タイプはダブルかツインから選べます。

Tabist ホテルテトラ函館駅前
「Tabist ホテルテトラ函館駅前」はJR函館駅のすぐそば。部屋タイプはシングルかダブルから選択可能。夕食は部屋食に変更も可能です。
津軽半島が目と鼻の先に見える!〜白神岬(松前町白神)〜
「立待岬」のある函館から、津軽海峡沿いに車で90㎞ほど南西へ進むと、北海道最南端の「白神岬」。晴れた日には、津軽半島最北端・竜飛崎(たっぴざき)が見えることもあるとか。海峡を挟んで、その間わずか19㎞ほどです。

ここは日本有数の渡り鳥の中継地でもあります。9月以降、秋になると越冬のため、本州へおよそシジュウカラやメジロなど、60種100万羽の鳥達が津軽海峡を渡る様子が見られます。10月頃に岬を訪れると、1000羽以上の大群をつくるヒヨドリを観察できるかもしれません。

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シャコタンブルーの中に屹立する神威岩〜神威岬(積丹町神岬町)〜
「白神岬」から日本海沿岸をひたすら北上すること6時間弱。積丹半島の先端にあるのが「神威岬」です。
駐車場に車を停めて、岬の先端までは「チャレンカの小道」という散策路を約20分ほど歩きます。かなたに見える水平線のはてしなさには、感動を覚えること必至。「シャコタンブルー」と称される海の美しさも格別です。

岬の突端から見える「神威岩」には、不思議な伝説があります。岩手県の平泉で自害したとされる源義経が、実は生き延びてここから中国大陸を目指したとか。想いを寄せていたアイヌの娘・チャレンカは別れを悲しみ、岬から身を投げ神威岩へと姿を変えます。以来、女性を乗せた船が付近を通りかかると、海が荒れるようになったとか。

そのため、この「神威岬」は数百年の間、女人禁制でした。現在は男女問わず足を踏み入れることができますので、ご安心を。

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スラリと立つ積丹でもっとも美しい岩〜積丹岬(積丹町入舸町)〜
「神威岬」からは車で東へ20分走れば「積丹岬」。道中の道すがらにも、独特の奇岩が車窓から眺められます。

岬付近は全長4.7kmの遊歩道が整備され、「ピリカ岬」「女郎子岩」「笠岩」「出岬」など見どころが多数。展望台が3つもあります。
1つ目の展望台「島武意海岸展望台」からは、海岸から張り出した「出岬」が見られます。2つ目の「第二展望デッキ」からは、荒々しい波が打ち寄せる笠泊海岸の様子や、岩の下部分が小さく不安定に見える「笠岩」があります。

3つ目の「女郎子岩展望台」からは子どもを背負った女性の姿に見える「女郎子岩」。ここには、不思議なことに「神威岬」の「神威岩」にそっくりな伝説があります。
平泉から逃げのび大陸を目指していた途上の義経が、アイヌ集落の酋長の娘・シララと恋仲に。しかし、義経は旅立ち、後を追ったシララは大波にのまれ、その直後にこの「女郎子岩」現れたとか。
積丹半島でもっとも美しいといわれる「女郎子岩」。「神威岩」と続けて見ると、悲しい運命をたどった女性達に想いを馳せてしまいます。

積丹といえば、道内有数の海産物が豊富なエリア。特に夏のウニは、礼文島とともに、北海道一と称されるほど。9月ならまだ味わえる店も。ウニ以外の地物ネタも盛りこんだ海鮮丼もイチオシです。

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泊まるなら、小樽の駅近ホテルへ

Tabist THE GREEN OTARU
「神威岬」と「積丹岬」を巡った後は、西へと走ること約1時間。港町・小樽の「Tabist THE GREEN OTARU」で一泊を。JR小樽駅から徒歩3分という便利な立地です。部屋タイプはツイン、フォース、和室から選べます。
荒々しい波を一身に受ける絶壁〜雄冬岬(石狩市浜益区雄冬・増毛町雄冬)〜
翌日は、小樽から石狩湾沿いを北上。小樽から稚内までの海岸を走る道路は「オロロンライン」と呼ばれる、北海道ドライブの中でももっとも人気のルートです。約1時間ほどで「雄冬岬」にたどりつきます。
岬のすぐ手前、全長4000m超の浜益トンネルを抜けるとすぐに、右手に白銀の滝の姿が目に飛び込んできます。落差30m、飛沫を上げて流れ落ちる名瀑です。

日本海を望むなら、国道から少し内陸に入り展望台へ。絶壁に打ち付ける荒波、真っ赤に染まる夕焼け、ともに絶景です。ふもとには、雄冬で見られる特徴的な岩石を生かした「雄冬岬岩石公園」もあります。

「雄冬岬」から30分ほど走れば、増毛町の中心部にたどりつきます。名物は甘エビ。産地ならではのとれたての味を、ランチにぜひ。

増毛から先は爽快な海岸ロードが続きますが、目立った岬はありません。町と町の間隔もかなり離れています。留萌か羽幌あたりで宿を取るのが良いでしょう。
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日本最北端の地で記念撮影!〜宗谷岬(稚内市宗谷岬)〜
翌日は、再び日本海沿いに北上。天気が良ければ、やがて海上に浮かぶ利尻富士が見えるでしょう。「○○富士」は全国に数あれど、海越しにその勇姿が拝めるのは極めて貴重です。
数時間のドライブを経て、稚内の市街地を通過しますが、目的地はさらに先です。「宗谷岬」までは宗谷湾沿いを北西へ30分ほど。岬に立つ「日本最北端の地」の碑では、やはり記念撮影は欠かせません。碑には、北極星をかたどった三角錐、その中心には北(North)を意味する「N」の文字があります。晴れていれば、ここから約40㎞離れた樺太の島影が見えることも。

その他、数々の石碑もありますが、一風変わっているのが「宗谷岬音楽碑」。様々な歌手によってカバーされた『宗谷岬』の歌詞と楽譜が刻まれた黒御影石で、スイッチを押すと、メロディが流れる仕組みになっています。
近くのお土産物屋さんでは、「日本最北端の地到達証明書」を購入できるので、ぜひ発行してもらいたいですね。
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番外編・船に乗ってワイルドな絶景へ〜スコトン岬(礼文町)〜
もし、旅程にもう1日余裕があるなら、稚内からフェリーで礼文島へ渡り、島の北端の「スコトン岬」へ。正面にあるトド島は、人のいない無人島で、海鳥や海獣の楽園になっています。この岬からも、晴れた日には樺太が見えます。
宗谷岬とは異なり荒涼とした景色。以前は宗谷岬とともに最北端を名乗っていましたが、測量の結果“最北端”は宗谷岬と判明。こちらは“最北限”を名乗っており、「最北限のトイレ」「最北限の売店」「最北限のバス停」など、数多くの“最北限”が待ち受けています。

今回は、3泊4日で岬をつなぎながら、北海道を半周するドライブコースを紹介しました。トータル800km以上となかなかの距離ですが、雄大さと爽快さを実感できることは間違いなし。車旅でこそ味わえる、北海道の素晴らしさが待っています。
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