今だからこそ行きたい!道後温泉で名湯&アート三昧

2022.07.28

2023.08.10

「道後温泉本館」は2024年末の完了を目指して保存修理工事中。もう少し待って訪れるべき……いえいえ、今だからこそ楽しめる魅力もたっぷりなんです。現代アートとのコラボ事業「道後オンセナート」で彩られたフォトジェニックな街並みをTabistが紹介します。

歴史風情あふれる松山の城下町から、車や路面電車で東へ移動すること30分。ノスタルジックな情緒にあふれる石畳の街並みが広がります。国の重要文化財に指定された「道後温泉本館」が、今もなお気軽に利用できる公衆浴場として機能している点も魅力です。近年は、現代アートとのコラボレーションという面白い取り組みも。端から端まで歩いて巡れるほどコンパクトな温泉街を散策しながら、アートを楽しむひとり旅はいかがですか。

入浴もできる重要文化財「道後温泉本館」

道後温泉のシンボルとして有名な本館。夏目漱石の小説『坊ちゃん』の舞台でもあり、1994年には公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されました。その後、2009年発行のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも、最高位の三つ星を獲得しています。この湯を代表する「神の湯」は保存修理工事のため休止中ですが、先に工事を終えた「霊の湯」での入浴利用と、絢爛豪華な「又新殿」の一般観覧は再開しています。期間限定の玄関など、いまだけの演出も!

構えずリラックスできる「椿の湯」

道後温泉本館の姉妹館にあたる「椿の湯」は、生活に欠かせない公衆浴場として松山市民に愛される〝親しみの湯〟。蔵屋敷風の落ち着いた佇まいで、気楽に入湯できる雰囲気が魅力です。天井が高く広々としていて解放感がある浴室は、本館の「霊の湯」と同じ花崗岩を使用してつくられており、おなじみの湯釜も置かれています。ゆったりと足を伸ばし、かけ流しの道後温泉の名湯に浸かってリラックスできる空間です。

アートミュージアムの顔ももつ「飛鳥乃湯泉」

「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」は、2017年にオープンした公衆浴場。飛鳥時代の建築様式を取り入れた鮮やかな外観が目を引きます。愛媛の伝統工芸品と最先端アートに彩られた内装演出もため息をつく美しさ。1階の大浴場と露天風呂、2階の特別浴室(家族風呂)もそれぞれに演出され、お湯に浸かりながらアートを堪能できる空間になっています。道後温泉伝統のおもてなし、入浴後の給茶サービスも健在です。

散策中のひと休みにぴったり「足湯」「手湯」

散策中のひと休みには、9カ所ある足湯・手湯を利用してみましょう。観光客に無料で足湯を開放しているホテルも多く、中にはドリンクのオーダーができたり、無料でタオルを貸してくれたりといった嬉しいサービス付きの施設もあります。観光案内所で足湯マップを入手して、上手に活用してみてください。

アートで演出された温泉街を散策しよう

道後温泉のシンボルである「道後温泉本館」は、2024年末の完了を目指して保存修理工事中。完全な形での営業再開まで少し時間がかかる見込みです。こんな情報を目にすると足が遠のいてしまうかもしれませんが、実は今、道後温泉を「アートで活性化させる」プロジェクトが進行中。2022年は「道後オンセナート2022」として、国内外で広く活躍するアーティストが参加する芸術祭を開催しています。

「飛鳥乃湯泉」の中庭に登場したこちらは、蜷川実花氏による「飛鳥乃湯泉インスタレーション」。230点の花の写真を敷き詰めて作られた作品です。鮮やかな提灯が広場を照らす夜は、昼とは異なる雰囲気を楽しめます。

保存修理工事中の「道後温泉本館」を包み込む色鮮やかなテントは、宇和島のアーティスト・大竹伸朗氏の「熱景/NETSU-KEI」。水・熱・光、人や街の生み出すエネルギーをテーマに制作したというダイナミックな作品です。

ここで紹介した2作品以外にも、文学作品が見る人に語り掛けるアート展示や、ARを利用した参加型アートなど、さまざまな演出が街のあちこちに施されています。温泉街というと「古き良き日本」のイメージが強いですが、良い意味でそのイメージを覆してくれますよ。

泊まるなら、松山城近くにあるアクセス便利なホテルへ

道後温泉にはさまざまな宿泊施設がありますが、女性のひとり旅なら、松山市内のホテルに泊まるのもおすすめ。リーズナブルで気楽に滞在できます。

『Tabist ビジネスホテル末広 松山』は、松山城から徒歩15分ほどの場所にあるビジネスホテル。道後温泉へは車なら15分、電車で20分ほどでアクセスできる立地にあります。

松山城や、周辺の城下町を散策するのにも便利です。

主要駅から30分かからずにアクセスできる「道後温泉」。見どころがコンパクトにまとまっているので、温泉街に宿泊しなくても、気軽に観光を楽しめます。外湯に足湯にアートにと、内容充実の旅をぜひ。

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