
『リコリス・リコイル』はどんな作品?
『リコリス・リコイル』は、2022年7月から9月まで放映されたテレビアニメです。足立慎吾監督、アサウラ原案、いみぎむるキャラクターデザイン、A-1 Pictures制作という豪華布陣によるオリジナル作品となっています。
ストーリーは、次のようなものです。犯罪を未然に防ぐ秘密組織「DA(Direct Attack)」と、そのエージェントの少女たち「リコリス」が平穏な日々を守っていました。歴代最強のリコリスとされるエリート・錦木千束(にしきぎちさと)、優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきな(いのうえたきな)が働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつです。しかし、この店で受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、こどものお世話、買い物の代行などなど「リコリス」らしからぬ、何でも屋のようなものばかり…。楽天家で平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、凸凹コンビの刺激的な毎日がはじまる!
2023年2月にはイベント「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ!」が開催され、その席で新たなシリーズが制作されることが発表されました。また、2024年6月には舞台化されるなど、メディアミックスも盛んに進められています。
『リコリス・リコイル』の聖地巡礼スポット
ここからは、『リコリス・リコイル』の聖地巡礼スポットについてご紹介していきます。
錦糸公園

錦糸公園(きんしこうえん)は、第1話で千束とたきなが喫茶リコリスの仕事について話しているシーンで登場しています。DAとは大きく異なる喫茶リコリスの仕事内容に困惑しながらも、千束に協力することを決めるたきなが印象的です。
錦糸公園は関東大震災の復興事業の一環として、1928年に開園した面積約5.6万平方メートルの広さを有する墨田区でも有数の大きな公園です。「ふれあい広場」や「ちびっこ広場」には子どもが楽しめる複合遊具等が充実しています。噴水を囲んで芝生が広がる「水と緑と花の広場」は、自然との触れ合いを楽しめます。
また、錦糸公園は桜の名所としても知られ、桜の季節には多くの人が訪れます。小さな子どもからお年寄りまで、みんなが楽しめる公園です。
JR総武線錦糸町駅北口から徒歩3分と、交通アクセスがいいところも魅力のひとつです。
本所警察署
本所警察署は、『リコリス・リコイル』作品中では、喫茶リコリスの常連客・阿部さんが勤務している押上警察署として登場します。千束が阿部さんを訪れるシーンで登場します。また、署長のPCを狙って真島が襲撃した場所でもあります。
再現度が高く、非常に魅力的ではありますが、警察署は市民生活の安全を守るための施設です。写真を撮ったりする際には撮っていい場所なのかどうか必ず確認しましょう。また、撮影していい場所であったとしても、周囲への配慮を忘れずにいたいものです。
墨田区横川にあり、JR錦糸町駅からは徒歩18分、各種地下鉄駅からは徒歩7分です。
押上駅

押上駅は、作品中では「北押上駅」として登場します。千束とたきながデートの際に待ち合わせをしているシーンやオープニングなどで度々登場しているため、見覚えのある人も多いのではないでしょうか。
押上駅は通称「スカイツリー駅」でもあり、東京スカイツリーの最寄り駅となっています。乗降客数は160,493人と年々増えつつあります。都営地下鉄、東武鉄道、京成電鉄とも乗り換えができます。
すみだ水族館

すみだ水族館は、東京スカイツリータウンの5階にある水族館です。
第4話の千束とたきなのデートシーンで登場しています。すみだ水族館は「さかなー」「チンアナゴー」の応酬の名シーンが生まれた場所です。リコリスの仕事に全てを注いできたたきなが過去に区切りをつけ、千束に心を開いてきたことがわかるシーンです。
すみだ水族館は、「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトにしており、一緒にやってきた人や、今日たまたま水族館で一緒になった人、いきもの、水族館のスタッフ、それぞれとの距離が縮まり、もっとお互いをわかりあう場所でありたい、と謳っています。距離を縮め、お互いのことをもっと知るという意味においては、このデートシーンにぴったりの場所だと言えるでしょう。
同じく第4話で、真島が銃乱射事件を起こしたシーンがあります。そこでもこの押上駅が使われています。少し前までデートの待ち合わせで使っていた場所が、突如銃乱射の凄惨な現場にもなりました。こちらも日常のすぐ後ろに危険が常にあることを感じさせる、象徴的な場所でもあります。
隅田公園

すみだ水族館からスカイツリー脇にある川に沿うようにして浅草方面へ進むと「隅田公園」(すみだこうえん)にたどり着きます。この公園の中にある釣り堀が、第9話に出てくる釣り堀です。第9話では、千束を楽しませようとたきながお出かけを企画しましたが、すみだ水族館が閉まっていたので予定を変更して訪れた場所です。
ひょうたん型でシンプルな釣り堀は、2時間30円で実際に利用することができます。えさや用具は持参する必要があり、釣れた魚を持ち帰ることはできません。それでも2時間30円というのは、区立公園ならではですね。
東京スカイツリー

言わずと知れた日本一の高さを誇る電波塔です。『リコリス・リコイル』の作品中では、破壊されてしまった旧電波塔として登場しています。また、物語の終盤で千束対真島が繰り広げられた場所でもあります。千束がミカと旧電波塔の入り口で別れるシーンや千束が旧電波塔を登っていくシーンなど、再現度も高くなっています。
東京スカイツリーは、自立式電波塔として世界最高の高さを誇っています。634メートルというその高さは、武蔵国(旧国名のひとつ。東京、埼玉、神奈川の一部を含む地域を指す。)ともかけています。東京タワーと並んで東京のシンボルのひとつとなり、人々の生活にもすっかり溶け込んでいます。
東京スカイツリーの大きな役割は都心部に高層建築物が林立したせいで陰となってしまう部分に電波が届きにくくなる問題を軽減することです。さらには大災害時にも確実に機能を維持する電波塔です。地上デジタル放送やFMラジオ放送を快適に視聴できるようになるなど、様々な分野の活用を目的としています。
夜になるとライトアップされた東京スカイツリーが遥か遠くからでも見えます。開業から10年以上が経った今では、すっかり東京近郊の風景になくてはならないものとなりました。
ソラマチひろば
ソラマチひろばは第2話に出てきます。また、第4話のデートのシーンでも、水族館を見終わった千束とたきなが出てくるのが、ソラマチ広場です。1階の入り口前でだいぶ広くなっているので、開放感も感じられます。
すみだ珈琲
すみだ珈琲は、千束とたきなが働く「喫茶リコリコ」のモデルになったお店ではないかと言われています。東京スカイツリーなどのように、ピッタリ一致するわけではないのですが、窓の外に見えたポッキリ折れた電波塔との位置関係や、古民家を再生した店舗、ガラスを大事にしているなどがその理由です。
元々飲食店の立ち上げの仕事をしていた店主の廣田さんですが、一杯のコーヒーとの出会いが墨田区太平の地にお店を開くきっかけとなりました。あるお店で頼んだコーヒーが、今までに味わったことのない一杯だったそうです。そして、そんな珈琲を紹介できるようなお店をつくりたいと思ったことがきっかけですみだ珈琲が開店するに至ったのだそうです。
カウンターを含め10席という少ない席数だからこそ、少しでも開放感を持たせるために天板を抜いて天井を高くしたそうです。また、廣田さんは廣田硝子のご子息であり、「息子が近くで店を開くなら、一緒に何かできないか」とのオファーから、江戸切子のコーヒーカップを使うこととなりました。美しい江戸切子のカップは、眺めているだけでもうっとりしてしまいます。店で出すスィーツは、常連のお客さんがレシピを教えてくださったものだそう。こういった身の回りとのつながりを活かした取り組みから、今度は地域とつながり、地球にやさしい社交場を作りたいと考えた廣田さんは2015年、墨田区の声かけを機にすみだモダンの認証を受けた同業者が集まり、定期的なイベント開催や話し合いの場を設ける「すみだ自家焙煎珈琲店連絡会」を結成しました。
連絡会加盟店をはじめとした区内の珈琲店や、スイーツ・パンのお店が一堂に会する『SUMIDA COFFEE & SWEETS FESTIVAL』は、隅田公園のそよ風広場を会場に開催するなど、早速地域とのつながりを生み出しています。
『リコリス・リコイル』の聖地であるすみだ珈琲が、同じく『リコリス・リコイル』の聖地である隅田公園でイベントを開催するというのは、何かの縁なのかも知れません。
浅草寺

浅草寺(せんそうじ)は、浅草・雷門にある有名なお寺です。628年に開かれ、長い間浅草の地で人々を見守ってきました。
『リコリス・リコイル』の作品中では、松下さんの護衛任務で東京観光をした際に登場しています。千束たちは雷門から仲見世通りを通って浅草寺に向かっています。同じ道のりをたどってお参りをするのも楽しそうですね。
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かっぱ橋商店街
浅草寺から少し歩くと,刑事さんたちと出会って祭りを楽しんでいた場所に出ます。ここがかっぱ橋商店街です。問屋街で、似たような取り扱い品目のお店が立ち並ぶだけに、お店の特定までは難しそうです。
東京駅

作中では、松下さんの護衛任務で東京観光をした際に登場しています松下さんが本当は存在していなかったという驚きの事実が判明したのが印象的な場面です。また、たきな平サイレント・ジンが繰り広げられた場所でもあります。たきなの優秀さが明確になったことでも印象的な場面になっています。再現度も非常に高くなっているため、ぜひ訪れてみてください。
東京駅周辺は、平日昼間でも多くの人で賑わっています。交通の邪魔にならないよう、聖地巡礼をする際は周りに気をつけましょう。
大島小松川公園
最後にご紹介するのは、大島小松川公園です。作品中では、千束が真島に襲撃された際に逃げ込んだ公園として登場しています。
都営新宿線の東大島から徒歩3分の位置にある防災公園です。平常時はレクリエーションの場として利用され、災害時には20万人の 避難場所となります。自由の広場、アスレチック広場、バーベキュー広場があり、いろいろな楽しみ方ができるようになっています。
聖地巡礼するなら「錦糸町→押上→浅草」のルートがおすすめ
ここまでご紹介してきた聖地を一度に巡るなら、錦糸町→押上→浅草のルートがおすすめです。回る順番としては、錦糸公園→すみだ珈琲→本所警察署→押上駅→すみだ水族館、東京スカイツリー、ソラマチひろば→隅田公園→浅草寺→かっぱ橋道具街→(電車を利用)→東京駅、です。
近年聖地巡礼が人気になるにつれ、ルールやマナーの悪さが問題となっていますので、十分に気をつけましょう。
聖地巡礼で『リコリス・リコイル』理解を深めよう
ここまで、『リコリス・リコイル』の聖地をご紹介してきました。ほとんどが墨田区内、離れていても東京駅と比較的近いエリアにまとまっているのが特徴です。
是非、実際に足を運んでみて、アニメの世界と見比べてみてください。新しい発見があるかも知れません。








