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連日30℃超の暑い夏が続いた2022年。予報によれば9月も暑い日が続く見込みなんだとか。暑さを避ける旅先として、東北や北海道も魅力的ですが、実は関東近郊にも涼しい旅先があるんです。今回は、東京から片道3時間以内でアクセスできるクールなスポットをお教えします!
北海道並みの涼しさ 〜「奥日光」(栃木県日光市)〜
標高1200~1500mに広がる奥日光は、8月の平均気温が22℃という、北海道並みの涼しさを誇るエリア。栃木県西部に位置し、車で首都圏から2時間半ほどで到着します。明治から昭和初期にかけては東京から避暑に訪れる外国人達で栄え、各国外交官や日本の有力者が華麗な避暑地外交を繰り広げたことで知られています。

絶景やパワースポットの宝庫でもある奥日光を訪れたら、まずは中禅寺湖を一周するクルーズで美しさを堪能しましょう。広大な湿原「戦場ヶ原」でのトレッキング、歴史ある奥日光湯元温泉の「薬師湯」での日帰り入浴も、欠かせない体験ポイントです。

宿泊は、貸切露天風呂もあるお洒落なコテージへ
「Tabist 鬼怒川パークコテージ」から奥日光の入口に位置する中禅寺湖までは、車で50分程度。アメリカンカジュアルテイストを取り入れた明るい雰囲気の客室が魅力です。

夏らしいレジャーも満喫できる 〜「那須高原」(栃木県那須町)〜
那須連山の標高300~1200mに分布する「那須高原」。栃木県の北部に位置するため、8月の平均気温も21.5℃と非常に冷涼です(ただし山麓では日中30℃前後まで上がることも)。東京駅から東北新幹線を利用すれば、玄関口となる那須塩原まではわずか1時間ほどです。
天気が良ければ、「清涼ゴンドラ」で標高1400mの茶臼岳の山頂へ向かいましょう。真夏の正午でも平均気温が22℃前後。山頂の展望台からは、青々とした那須連山の絶景が望めます。山頂広場では、ハンモックやトランポリン、スラッグラインなどのアクティビティも楽しめます。

北アルプスの絶景を望むアクティビティが充実 〜「白馬」(長野県白馬村)〜
冷涼な気候と豊かな自然に恵まれていることから〝日本のスイス〟とも呼ばれる「白馬」は、長野県の北西部、標高700mの高地に位置します。1年で最も暑い8月でも、平均最高気温が26℃、最低気温は18℃と、クーラーいらずです。長野駅まで北陸新幹線、その先は特急バスを利用すれば、3時間弱で到着します。

おすすめは、大自然と一体になるアウトドアアクティビティ。SNS映えを狙うなら、白馬三山を正面に望む岩岳山頂の巨大ブランコに挑戦してみましょう。雄大な山に向かって飛び込むような、爽快でスリリングな体験ができますよ。

山頂のカフェから絶景を眺める 〜「清里」(山梨県北杜市)〜
八ヶ岳の山麓、標高1300mに位置する「清里」。山梨県北部に位置し、真夏でも平均気温が25℃と涼しく爽やかな気候です。車でも鉄道でも、都心から3時間弱で到着するのでありがたいですね。夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして、多くの観光客から人気を集める高原リゾートです。清里駅前にはメルヘンな建物も多く、写真映えも狙えます。

涼しさを満喫するなら、標高1900mの山頂にある「清里テラス」へ。清里高原や野辺山高原を一望できるカフェや、大人から子どもまでが楽しめるアスレチックも併設され、思い思いに過ごせるスポットとなっています。

泊まるなら、アウトドアを満喫できるペンションへ
「Tabist 清里グランデール 八ヶ岳」は、愛犬の同伴も可能なペンションホテルです。ゲストルームの他、アウトドアを満喫できるグランピングやトレーラーハウスもあります。

風光明媚な景色が広がる富士の湧水 〜「忍野八海」(山梨県忍野村)〜
富士山の麓に位置し、湧池(わくいけ)、出口池(でぐちいけ)、御釜池(おかまいけ)、濁池(にごりいけ)、鏡池(かがみいけ)、菖蒲池(あやめいけ)、底抜池(そこなしいけ)、銚子池(ちょうしいけ)という8つの湧水池から構成された国の天然記念物「忍野八海」。約20年の歳月をかけて濾過された富士山の雪解け水が湧き出たもので、その透明度の高さから、名水百選にも選定されています。
新宿駅から忍野八海まで高速バスが出ているので、約2時間で簡単にたどり着けます。車なら中央道を利用すれば、同じく約2時間です。

8つの池のうち、特に注目したいのは出口池。大きさが最大であることに加え、他の池から離れた場所にあるため比較的観光客が少なく、落ち着いて過ごせます。静寂な雰囲気の中、涼やかな水場を堪能したい人におすすめです。

全国的に猛暑なのにここだけ涼しい! 〜「勝浦」(千葉県勝浦市)〜
南房総のリゾート地「勝浦」は、1906年の観測開始から100年以上もの間、一度も猛暑日を記録していない、隠れた避暑地です。房総半島の太平洋側に面しており、南・東・西の三方向から海風が入りやすい場所にあります。海水温が低いエリアに面しているために、気温が上がりにくいのだそう。
東京駅から勝浦までの高速バス1本で直行可能。都心から車で2時間弱です。

おすすめの過ごし方は、ゆったりと海釣りを楽しむクルージング。サーフスポットもありますが、岸に向かって海底に岩場が続くため、中~上級者向けです。地元の農水産物が並ぶ勝浦朝市での買物も、ぜひ体験してください。

泊まるなら、海岸線をドライブした先にあるホテルへ
「Tabist わたなべ 千葉一宮」は、勝浦から海岸線沿いに車で50分ほど北上した場所にある海沿いのホテル。全て和室で、1〜10名で泊まれるお部屋も。全室禁煙、駐車場もあるので、家族の夏休みの避暑地としても便利なホテルですね。

今回は、東京からアクセスしやすい場所にある避暑地から〝気温データを見ても本当に涼しい〟スポットを厳選して紹介しました。まだまだ猛暑日が続きそうな東京の夏。休暇の間くらい、暑さを忘れて快適に過ごしちゃいましょう。








