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新宿駅から特急1本で約50分という、アクセスのよさが魅力の高尾山。観光の起点となる京王線高尾山口駅は、日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計したもので、髙尾山薬王院をモチーフにした大きな屋根が目を引きます。木のぬくもりあふれるデザインの駅舎をしばし眺めたら、さっそく散策へ出発しましょう。ケーブルカーでの移動がメインなので、本格的な山登りも長い階段もなく、スニーカーでOK！
まずは高尾山の生態系が学べる 〜高尾599ミュージアム〜
高尾山の散策なら、まずはここから。京王線高尾山口駅からケーブルカーの起点となる「清滝駅」に向かう途中の脇道に入ってすぐあり、朝8時から開館しているネイチャーミュージアムです。館内は、ハイキングコースの見どころや、エリアに生息する動植物の知識を紹介する洗練された空間になっています。
高尾山の四季の移り変わりを映し出すプロジェクションマッピング、見て触れて学べる昆虫・植物標本の展示、自然を体感するガーデンなど、多彩な展示で高尾山への知識を深めることができるので、この後の散策がより充実したものになるはず。ガーデンには、高尾山の標高「599」をかたどったフォトジェニックなベンチもあります。
愛らしい姿になごむ 〜高尾山さる園・野草園〜
高尾599ミュージアムを出たら、山頂へとアクセスするケーブルカーの起点となる「清滝駅」へ。急勾配を6分ほど登り、山頂の高尾山駅を降りて3分ほど歩くと、約80頭のニホンザルが暮らす「さる園」に到着します。仲良く毛づくろいをしたり、ジャンプして遊んだりと、思い思いに過ごす愛らしい姿をガラス越しや、開放的な屋上から眺め、癒されましょう。
敷地には、約2800㎡の「野草園」が併設されています。ここでは、高尾山の山中で見られる山野草を中心に、約300種類が自然に近い姿で植生。園内に整備された一周約15分の木道散策路を歩きながら、のんびりと自然観察が楽しめます。
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標高488mで至極の一杯 〜高尾山ビアマウント〜
東京都内でもっとも標高の高い場所にあるビアガーデン。ケーブルカー高尾山駅のそばに、6月～10月の期間限定で開設されます。ビアマウント開催期間以外は展望台として解放されている場所にあるため、眺望抜群。天気が良ければ、新宿やスカイツリーまで見渡せます。
ここでは、散策で疲れた足を休められ、高台から都心の景色を見下ろしながらビールを楽しむ、贅沢なひとときが過ごせます。青空が広がる昼も爽快ですが、山々を赤く染める夕日や、街が煌めく夜景もロマンチック。女子会やデートにぴったりのスポットです。
だまし絵を楽しむ 〜高尾山トリックアート美術館〜
ケーブルカーで麓へ戻ったら、国内最大級のだまし絵美術館「高尾山トリックアート美術館」へ向かいましょう。ここでは、目の錯覚を利用したトリックアートを数多く展示しています。写真を撮るたびに、不思議な世界に没入していく感覚が得られます。
肉眼で見ている物と、写真で切り取る風景の違いも面白さのポイント。同行した友人と交互に撮影したり、美術館のスタッフに協力してもらったりして、写真撮影を楽しみましょう。テレビで見たことのある仕掛けもあるはず。ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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最後は温泉で一息 〜京王高尾山温泉／極楽湯〜
高尾山さんぽの締めは、高尾山口駅直結の立ち寄り湯「京王高尾山温泉／極楽湯」。露天風呂や檜風呂など7種類のお風呂が楽しめる日帰り入浴施設です。地下約1000mから湧き出る天然温泉や、人工的に再現した炭酸温泉が、一日の汗と疲れを流してくれます。
施設内には、温泉のほかボディケアやフットケアなどのリラクゼーション施設や食事処、特産品を販売するみやげ処も。「あとは帰宅して寝るだけ」の状態にできる、便利な駅前施設です。
今回は〝足で登らない〟高尾山の楽しみ方をご紹介しましたが、ケーブルカーやリフトが中腹まで運行している高尾山は、登山初心者でも安心して山登りに挑戦できるスポットです。山中には多彩なコースが整備されていて、手軽なハイキングから本格的な登山まで、レベルに合わせて楽しめます。ご自身の気の向くままに、色々な魅力を体感してください！
