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エレベーターを降りると中国!池袋西口「友誼食府」でガチ中華フードコート体験

2022.08.16

2024.12.19

ここ数年、日本人の舌に馴染んだ「町中華」ならぬ、本場さながらの「ガチ中華」の店が増えているのだとか。中でもガチ度が高いと話題の池袋『友誼食府』をTabist Magazineが取材してきました。​​

近年池袋西口の中華街化がすさまじい。しかも観光地化された中華街ではなくリアル中国で、本場と変わらぬ中華料理が食べられるんだ、という噂を聞き出かけてみました。目指すは西口から徒歩1分の雑居ビルの4階。そこは本当に中国だったのです。

ビルの4階に炸裂する中華ワールド

池袋西口を出て徒歩1分。こんな駅近に中華街?半信半疑で目指すビルに向かいます。見た目はごく普通の雑居ビル。まあ看板に中国食品と書いてあったり、カラオケ店がPANDAだったり、中華系の風情を漂わせてはいますが、ここにフードコートがあるとはにわかには信じられません。

エレベーターで4階へ。エレベーターの扉が開くとそこには…。

本当にフードコートがありました。

思っていたよりやや狭めのスペースですが、テーブルと椅子が並べられ、食事を楽しむ人で賑わっています。ワンフロアすべてがフードコートというわけではなく、中華食材を扱う「友誼商店」というスーパーの一角にフードコートがあるという感じです。

ちなみにスーパーにはお茶やスナック菓子、調味料や紹興酒、野菜や冷凍食品、そして鮮魚まで並んでいます。これだけでも中国感がすごいです。

フードコートに戻りましょう。2022年7月現在、フードコートには6つの店舗があります。エレベーターを降りてすぐのところにあるのが「友誼早餐」。豆乳と油条という揚げパンが名物で、多くの人がテイクアウトしていました。

フードコートの右手から反時計回りに店舗を紹介します。まずは四川料理の「老四川味香辣妹子」。四川料理は比較的身近な中国料理のジャンルですが、ここには冷たいおでんなど、見慣れない料理も並んでいます。

その奥は各種肉料理が並ぶ「滷味」。ルーウェイ読み、煮込むという意味を持つそう。店頭には、スパイスや醤油の入ったタレで煮込まれたであろう鶏一羽や豚足などがダイナミックに並んでいます。

その隣が台湾料理の「匯豐齋」。臭豆腐や豬血糕(餅米に豚の血を練り込んだもの)など本格的な屋台料理が並びます。

続いて香港飲茶・大連海鮮料理の「三宝粥店」。看板の粥のほか、飲茶が豊富。オーダーしてから作ってくれるのでできたてが味わえます。

入り口左手にあるのが上海料理の「大沪邨」。本格的な上海料理が味わえるほか、カウンターには粽などの惣菜が並びテイクアウトする人も多いよう。

さて、早速オーダーするとしましょう。席を確保したらどの料理にするか吟味します。どれも本格的でおいしそう!すべての店のメニューを試してみたいところですが、残念ながら胃袋はひとつきり。今回は四川料理と香港飲茶をチョイスします。

四川料理はお店のお姉さんのおすすめに従って、成都令串串という冷たいおでんをオーダー(1本80円で5本から)。おすすめの腸詰め(400円)も合わせて注文します。

香港飲茶の店では、韮菜餅260円と豚軟骨の唐辛子蒸し600円をオーダー。

さて、ここの支払い方法は少し特殊です。オーダーするとそれぞれのお店の人からカードを渡されます。

このカードを持って入り口のレジに行き、店員さんに料金を支払います。支払いは現金のほかPayPayが使えました。

精算が終わったらカードを持って再びオーダーした店舗へ。支払い済みのカードを渡し、商品を受け取ります。

またフードコートではアルコール類は販売していません。ビールなどは隣接のスーパーで購入します。

店内2カ所くらいに栓抜きが用意されているので抜栓はそちらで。

さあ、できあがりました。

スパイスが効いて本格的な味わい!!まさに現地の味!これだけオーダーして1660円でした。

フードコートの席自体は少なめなで、テイクアウトしていく人も多いよう。特に肉類は夕食用に買っていく主婦の姿もちらほら見られました。鶏一羽1000円。今度はぜひこれをテイクアウトしたい。

ということで、とってもディープで楽しかった人生初の中華系フードコート「友誼食府」。初めてだとややオーダーに戸惑いますが、お店の人が親切に教えてくれるので心配無用。勇気を出してぜひ一度訪れてみて。新たな池袋の一面を垣間見ることができますよ!

「友誼食府」(ユウギショクフ)
住所:東京都豊島区西池袋1-28−6 大和産業ビル 4F
営業時間:10:00〜22:00
定休日:なし

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ライトに楽しめるフードコートのニューフェイス「沸騰小吃城」もおすすめ!

とはいえ「友誼食府」は少しハードルが高い…という方には「沸騰小吃城」はいかがでしょう。「友誼食府」から北へ徒歩2分。ファミリーマートが入るビルの3階にあります。

エレベーターで3階にあがるとすぐに店内。窓が大きく開放的で、清潔な印象です。

オーダーはQRコードを読み取りスマホから注文するスタイルです。説明が日本語なのでわかりやすい!

オーダーしたのは焼き小籠包480円、茹で鶏足の唐辛子漬け680円、干し豆腐の和え物580円、四川涼粉580円。1品あたりのボリュームがかなりのものなので、できれば数人で来店していろいろオーダーしたいところです。食事時になると混み合いますが、席の予約もできるようです。

支払いは、机に置かれたQRコードを持ってキャッシャーへ。クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済も可能でした。システムとしてはわかりやすいのですが、雰囲気は中国のネオ屋台村といった感じ。こちらでも存分に異国感が味わえます。

「友誼食府」(ユウギショクフ)
住所:東京都豊島区西池袋1-43-7 福住ビル 3F
営業時間:11:00〜23:00
定休日:なし

次々と進化する池袋ネオ中華街。ぜひプチ海外旅行気分で探検してみてはいかがでしょうか。

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