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神奈川県南西部から相模湾へ伸びる、真鶴半島。アクセスの基点となる真鶴駅から先端の三ツ石海岸までは、往復約10キロの「真鶴周遊ウォーキングコース」が整備されていて、およそ3時間で歩くことができます。潮風を感じながら四季の風景を楽しめる、ウォーキングコースの見どころを紹介します。
緑に包まれた癒しスポット「荒井城址公園」
真鶴駅から半島南側のコースで徒歩約5分の、荒井城址公園。後三年の役(1803年)で源義家に従って活躍した、荒井実継の居城跡と伝わります。園内は閑静な竹林に囲まれ、四季の草花を楽しむことができます。ウォーキングの始めに、しっとりと心を落ち着かせられる場所です。

桜の名所としても知られる、荒井城址公園。園内には20本を超えるしだれ桜が枝を広げ、毎年3月下旬〜4月上旬にかけて「しだれ桜の宴」が開催されます。薄紅色の花びらと緑の木々のコントラストが抜群。日没後はライトアップを楽しめます。

ヤシの木が並ぶトロピカルな空間「お林展望公園」
新井城址公園から徒歩約40分、半島の中間地点に位置するお林展望公園。公園の先端の広場からは、沖に浮かぶ初島や大島を眺めることができます。パークゴルフ場やバーベキュー場が整備されているので、ファミリーやグループでゆっくりと過ごすこともできます。

大海原へ突き出す岩礁「三ツ石海岸」
お林展望公園から徒歩約40分、真鶴駅から徒歩約90分の、真鶴半島先端に位置する三ツ石海岸。約15万年前に噴出した溶岩によってつくられた地形で、その名の通り3つの巨大な岩が顔を出しています。大潮の干潮時は先端まで歩いて行くことができ、タイドプールとなった岩場で魚やカニを観察できます。

三ツ石海岸は、日の出スポットとしても有名。夏から冬にかけては、三ツ石を真っ赤に染めながら昇る太陽を拝むことができます。真鶴半島の中部には県営の駐車場が整備されているので、朝日を狙うときは車の利用もアリです。

カラフルな魚を探してみよう「琴ヶ浜」
復路は半島北側のコースを歩きながら、真鶴駅へ。三ツ石海岸から徒歩約30分の琴ヶ浜は、真っ青な海から白波が打ち寄せる開放的な海岸。魚影が濃いフィッシュウオッチングの人気スポットで、週末はダイビングやスノーケリングを楽しむ人で賑わいます。

108段の石段でお清め「貴船神社」
琴ヶ浜から徒歩約10分、ゴールの真鶴駅まで徒歩約40分の貴船神社。創建は889年と伝わり、島の人々によって鎮守の神として祀られてきました。毎年7月に行われる「貴船まつり」は、神輿が海上を渡御する勇壮な祭りで、国の重要無形民俗文化財。真鶴の地名にちなんだ「折り鶴守」が人気です。

鳥居から境内へは、煩悩の数と同じ108段の石段が続いており、これを踏み越えるため「清めの石段」と呼ばれています。神社には石橋山合戦で敗れた源頼朝が、敵から敗走する際に休憩したと伝えられる「頼朝の腰掛石」も奉納されています。
Tabist みよし旅館 小田原 真鶴

真鶴駅から徒歩約5分、駐車場も完備した「Tabist みよし旅館 小田原 真鶴」。和室タイプの懐かしい雰囲気の客室がそろい、全室無料Wi-Fi完備。海側の部屋からは真鶴港と相模湾を一望することができます。
目の前の真鶴港周辺には飲食店や海産物店が充実しているので、食事やお土産選びもばっちりです。








