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まるでゲームの世界!関東近郊、RPGの舞台のようなスポット5選

2022.08.25

2025.12.18

これってCG?いいえ、どこも実際に日本国内に存在しています。ドット絵のフィールドのような風景から地下ダンジョンまで、ゲームの主人公になったつもりで冒険できる。そんなスポットを、Tabistが関東近郊から集めてみました。

『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』など、RPGのヒット作にハマった経験がある人も多いはず。今回御紹介するのは、そんなファンタジーの世界が目の前に現れる場所ばかり。退屈な日常生活はいったん〝セーブ〟して、冒険に出かけてみましょう!

湿原を駆けぬけていざ出発! 〜「芳ヶ平」(群馬県中之条町/草津町)〜

標高2160mの草津白根山の火山活動によって形成された、緑豊かな湿原が「芳ヶ平」。夏には日射しを受けて妖精のように光る白い綿毛をつけたワタスゲが辺り一面をにたなびき、幻想的な風景を作り出します。広大な草原のところどころに生える木や、木道の脇にポツポツとある池塘と合わさると、RPGのフィールドにしか見えません。

芳ヶ平には、日本国道最高地として知られる渋峠から徒歩で1時間ほど。草津温泉方面からも芳ヶ平自然遊歩道コースが整備されており、こちらは所要時間2時間30分​​ほど。登山というほどのルートではありませんが、それなりの装備は整えて出かけましょう。芳ヶ平は特別天然記念物であるニホンカモシカ、日本固有種であるモリアオガエルなど世界的に重要な生態系が存在していることが評価され、ラムサール条約にも登録されています。

秘密基地のような広大な石の空間 〜「大谷資料館」(栃木県宇都宮市)〜

RPGといえばダンジョン。古くから建材として使用されてきた「大谷石」に関する資料館の地下には、広さ2万㎡、深さ30mの地下採掘場跡が残されています。広々とした地下空間には、秘密の扉でもどこかに潜んでいそうな雰囲気。

今ではCMや映画のロケ地として有名ですが、戦前は陸軍の地下秘密倉庫や、地下軍需工場として使用されていた時期もあるそうです。尚、地下坑内は夏でも肌寒いため、カーディガンやパーカーなど、予備の〝装備〟を持参しましょう。

怪しさ満点の薄暗い穴の向こうには…… 〜「西湖コウモリ穴」(山梨県富士河口湖町)〜

同じダンジョンでも、こちらはよりワイルド。西湖の南西に位置する青木ヶ原樹海に広がる、総延長386.5mの大きな洞穴です。柵に囲まれた入口から謎めいています。

洞穴内には足場が整備されているため安全に探索ができますが、溶岩洞穴ならではのゴツゴツした質感や薄暗さ、時には身を屈めるほど低くなる天井。いつ敵キャラが出てきてもおかしくない雰囲気にワクワクしますね。

富士山麓にある溶岩洞穴の中では最大規模。洞穴の奥にはコウモリの保護区域が設けられています。一時は絶滅寸前となっていたコウモリも、今では毎年少しずつ増えているそうですが、残念ながら(?)見学時にコウモリに出会うことはまずありません。

見る者を圧倒するスケールの〝地下神殿〟 〜「首都圏外郭放水路」(埼玉県春日部市)〜

RPGで外せないスポットのひとつが〝神殿〟。埼玉県のとある場所に、地下に巨大な柱が立ち並ぶ〝地下神殿〟があります。首都圏外郭放水路では、ほぼ毎日、見学会を開催(電話またはWebから要事前予約 https://gaikaku.jp/reopening/ )。「調圧水槽」や、作業用通路、ポンプ室などを見学できます。

地下約50m地点に延長6.3㎞にわたって設けられた世界最大級の地下放水路。そのスケールの大きさに圧倒され、「このゲームはクリアできるのか……?」なんて、思わず考えてしまいそうです。

周辺の中川、倉松川、大落古利根川などの中小河川が洪水になった際に、一部の水流を江戸川へ流下させることで首都圏の水害を軽減する、いわゆる〝調整池〟のような役割を担う施設です。

泊まるなら、車移動に便利な駐車場付きのホテルへ

「Tabist エスハイドパーク 古河駅前」は、古川駅から徒歩3分の場所に位置するホテル。禁煙・喫煙の希望に合わせてお部屋が選べます。ホテルから首都圏外郭放水路までは、車で約50分ほどの距離。そのルート上で通る江戸川は、実は水の流下先でもあります。

 

 

ラスボスがいそうな無​​人島でエンディング 〜「猿島」(神奈川県横須賀市)〜

RPGのクライマックスは、ラスボスとの最終対決。いかにも魔王が棲んでいそうな島が、東京湾に浮かんでいます。

京急横須賀中央駅から徒歩15分の三笠桟橋から、敵地に乗り込む勇者の気分で乗船。徐々に島が近づくにつれ、気持ちも盛り上がってくるはず。船で10分ほどで到着する「猿島」は、東京湾最大の自然島です。

島内には、レンガ積みのトンネルや砲台跡など、数多くの歴史的な遺産が当時の姿のままで残されています。手つかずの自然と同化した要塞跡。2023年の『シン仮面ライダー』の公開で人気が再燃している初代の『仮面ライダー』で、ショッカー基地に設定されていたことでも知られています。

「猿島」は、かつて旧日本軍の〝首都防衛拠点〟として機能していました。現在では海水浴やバーベキュー、釣り、散策などのレジャーが楽しめる公園として、横須賀市が管理を行っています。

泊まるなら、高速利用でアクセス便利なホテルへ

「Tabist ビジネスホテル 多満ち 川崎」は、高速横羽線大師ICへ車で1分の場所にあるホテル。猿島行きのフェリーが出航している三笠ターミナルまでは、高速を利用すれば約50分で到着します。部屋は全30室で、和室と洋室を選べます。観光名所の川崎大師へも徒歩圏内です。

 

 

あなたなら、どのキャラクターになって冒険に出かけますか? 戦士、僧侶、魔法使い……それとも魔王? 仲間とパーティを組んで旅に出るのも、RPGらしさ満点でおすすめです。

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