2022年3月開通の多摩川スカイブリッジを歩いて、川崎から羽田へ! 周辺の見所も紹介。

2022年3月に開通した多摩川スカイブリッジは、多摩川を跨いで川崎市と羽田空港(大田区)を結ぶ橋。徒歩や自転車でも渡れるようになっており、橋の上は次々に離着陸する飛行機が見られる絶景スポットです。リバーサイドの遊歩道から橋を通って空港エリアまで、飛行機を見ながらの気持ちのいい散歩コースを紹介します。

多摩川スカイブリッジへの行き方は? 最寄り駅はどこ?

多摩川スカイブリッジの最寄り駅は、川崎市側は京急大師線の小島新田駅、羽田空港側は東京モノレールの天空橋駅。小島新田駅からは約20分、天空橋駅からは約15分で多摩川スカイブリッジまで歩けます。また京急および東京モノレールの羽田空港第3ターミナル駅からは、多摩川スカイブリッジの入口まで徒歩20分ほどです。

ほかに橋の開通に合わせて、京急グループの臨港バスが新路線を開設しており、京急大師線の大師橋駅と川崎市の浮島バスターミナルから、多摩川スカイブリッジを経由して天空橋駅まで行くことができます。途中のバス停キングスカイフロントで下車すれば、多摩川スカイブリッジまでは徒歩約5分です。

多摩川沿いの遊歩道はのんびり散歩するのにぴったり

今回、歩くのは京急大師線の小島新田駅を出発して、多摩川スカイブリッジを渡り、羽田イノベーションシティまで歩く散策ルートです。

京急大師線ってあまりなじみがないかもしれませんが、有名なところでは毎年、初詣の人出が話題になる川崎大師がある路線ですね。小島新田駅はその終点駅。駅を出て北へ向かうと5~6分で多摩川にぶつかります。

階段を上ると川沿いに「かわさき多摩川ふれあいロード」という遊歩道が延びています。右を向くと数百メートルある川に架かった多摩川スカイブリッジが見えます。遊歩道はサイクリングコースにもなっていて、自転車に乗ったファミリーも多いほのぼのとした雰囲気。

周辺は多摩川の河口にあたり、河口干潟にはたくさんのカニが生息しています。近づくと素早く巣穴に潜り込む小さなカニが。周辺ではカニを食べるアオサギやダイサギなどが見られたり、魚を狙うカモメやカワウが飛んでいたり、豊かな生物相も見どころのひとつ。釣りを楽しんでいる人も多く見かけます。

多摩川沿いを10分ほど歩くと、ライフサイエンス・環境分野を中心とした研究開発拠点として再開発されたキングスカイフロントに到着。約40ヘクタール(東京ドーム10個分!)の広大な敷地に、先端医療関連の企業などが集まる注目のエリアです。併設のホテルにはオープンテラスのカフェもあり散策の休憩にぴったり。周りには公園や原っぱもあり子連れファミリーがのんびり過ごしています。

多摩川の向こうには羽田空港が見えています。風向きにもよりますが、離陸や着陸する飛行機が見えることも。

環境や安全に配慮した多摩川スカイブリッジへ

遊歩道は多摩川スカイブリッジにはつながっていないので、一旦、脇道を通って一般道に出ます。脇道に案内が出ているので、指示に従って1分ほど歩くといよいよ多摩川スカイブリッジの入口です。多摩川スカイブリッジの橋梁は約675mあり、車道と自転車道、歩道に分かれています。自転車道は左側車線の一方通行なのでご注意を。

多摩川スカイブリッジの開通は2022年3月12日。工事は2017年にスタートしたので、およそ5年の歳月をかけて完成しました。橋ができるまでは、川崎側から羽田空港までは車で20分ほど、自家用車がない場合は電車とバスを乗り継いで約1時間かかっていたそう。それが徒歩や自転車でも簡単にアクセスできるようになったわけです。

橋のシルエットは景観に溶け込むようなシンプルなデザインで、色も多摩川と空に調和した青みがかったシルバーを採用。施工の段階から環境に負担がないよう考慮されているのも特徴です。例えば河口干潟の生態系を守るために橋脚を2本に抑えたり、鳥類の飛行を邪魔しないように突起物を極力排除したりと細部にまでこだわって設計。夜間の照明も、なるべく川面に光が漏れないように低位置に設置されているそうです。

高欄にも注目してみましょう。高さは1.2mでそれほど高くないのですが、ここにもある工夫が施されています。5本のレールのうちいちばん上だけ楕円形で幅も広いのですが、これは子供がつかみにくいようにしたもの。支柱は歩道側に傾斜していて、これも子供が上らないようにデザインされたのだとか。

緩やかな坂を上っていくと、多摩川を挟んで手前にキングスカイフロント、向こうに羽田空港という象徴的な光景が。飛行機が離陸したり着陸したり、景色を見るのもなかなか忙しい! 使用する滑走路は風向きによるので、季節によって見える景観が違うのもいいですね。

羽田空港に近づくにつれ、飛行機が大きく見えてきます。浜松町から羽田空港までを結ぶ東京モノレールが走っているのも空港らしい景観です。

橋は10分ほどあれば渡れてしまう長さ。ところどこ足元にプレートが設置され、多摩川で見られる生物などの情報が書かれているので、そんなプチ情報を見たり、景色を眺めたりしながらやゆっくり歩くといいでしょう。東京都と神奈川県の都県境の表示もあるので探してみてください。

多摩川スカイブリッジからは、階段を下りて真っすぐ歩くと20分ほどで羽田空港第3ターミナルに到着します。今回は空港側ではなく、川沿いを歩いてオフィスやホテル、レストランなどが集まる羽田イノベーションシティまで行ってみます。

足湯に浸かりながら飛行機を眺めるリラックスタイム

多摩川沿いに整備されたソラムナード羽田緑地を10分ほど歩きます。ソラムナード羽田緑地は展望テラスが備わる約1.1kmの散策路。目の前が滑走路なので飛行機の離発着が見られるほか、多摩川の河口干潟の生物も観察できます。

ソラムナード羽田緑地から出て道路を渡ったらすぐに羽田イノベーションシティです。ここには飛行機を眺めながら足湯に浸かれる、その名も「足湯スカイデッキ」があります。足をお湯に浸すとじんわりと温まり、歩き疲れた足のコリがほぐれていくのを実感できます。タオルを持っておくといいですね。

「足湯スカイデッキ」からはA・B滑走路と羽田第3ターミナルが見られ、風向きが南風の日の15~19時頃には飛行機が真上を飛んでいくので、飛行機を撮影するには最適です。

羽田イノベーションシティには、蒲田に本店があるトンカツの名店「檍」やメイドイン大田区のクラフトビールが飲める「HANEDA SKY BREWING」などが入っているので、ここで食事をとるのもいいでしょう。

1階の芝生スペースにあるフードトラック「フリスビーフライングピッツァ天空橋」では、炭火の窯焼きピザが食べられます。ホップが香るビールとの相性は抜群!

羽田イノベーションシティで休憩したら、直結の天空橋駅から帰ってもいいですし、同じ道を通って多摩川スカイブリッジをわたり川崎市側に戻るのもあり。また羽田空港第3ターミナルまで足を延ばしてもいいですね。

多摩川スカイブリッジまで徒歩圏内のビジネスホテル

羽田空港周辺にはたくさんのホテルがありますが、多摩川スカイブリッジができたことで川崎市側の宿泊施設のアクセスのよさが各段にアップしています。
周辺の散策を楽しむことも考えると、川崎市側に泊まるというのはよい選択。そこでおすすめなのが多摩川スカイブリッジへのアクセスもいい「Tabist ビジネスホテル 多満ち 川崎」です。

昭和34年創業という老舗で、古くからの常連客も多い居心地のよさが魅力。客室は30室あり、洋室と和室が用意されています。シンプルなビジネスホテルですが、何よりも特筆すべきはロケーションのよさ。最寄り駅は京急大師線の太子橋駅で、駅からは徒歩1分、多摩川沿いの遊歩道までも徒歩6~7分です。歩き疲れた体にうれしい、大浴場やサウナも完備しています。

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