大自然の美景を巡る長野県・蓼科のおすすめ1日ドライブプラン

八ヶ岳の西側に広がる蓼科高原は、日本を代表する避暑地。長野県きっての美景スポット蓼科高原の豊かな自然を楽しむ1日ドライブプランを、Tabistが提案します。

豊かな自然に恵まれた長野県には、軽井沢や安曇野、清里など多くの別荘地が点在しています。八ヶ岳の西側に広がる蓼科高原もそのひとつ。平均標高1000mを超える高原リゾートは、日本を代表する避暑地として古くから愛されてきました。森林や草原、湖、滝など多彩な自然景観が見られ、多くの芸術家がその美しさに魅了され作品にしてきたほど。今回は県内きっての美景スポット、蓼科高原を巡る1日ドライブプランを紹介します。

高原植物いっぱいの霧ヶ峰高原

車で蓼科高原へ行く場合、ゲートウェイとなるのは中央自動車道の諏訪インターチェンジ。そこから県内最大の湖、諏訪湖のほとりを走り徐々に標高を上げていきます。走るのはビーナスラインと呼ばれる観光道路。名称からして素敵ですが、その名に恥じず季節折々の高原の美景を眺めながらドライブを楽しめます。

車で50分ほど走って、最初に訪れるのは標高1500~1900mに広がる霧ヶ峰高原。蓼科高原に行くなら外せない観光スポットです。ゆるやかな起伏が続く高原には遊歩道が整備され、30分ほどの手軽なハイキングから、6時間以上のトレッキングまで多彩なコース取りが可能。さまざまな高原植物が花を咲かせる遊歩道は、ハイキング楽しむ観光客でにぎわっています。

起点となる駐車場は数カ所にあり、ドライブがてら周辺をぶらぶらと散歩している観光客も多く見かけます。霧ヶ峰高原最高峰となる標高1925mの車山に登ったり、約400種の亜高原植物が生息する八島ヶ原湿原を歩いたり、スケジュールに合わせて高原を楽しみましょう。

霧ヶ峰高原の中間地点の車山肩には、絶景を眺めながら食事ができる山小屋「ころぼっくるひゅって」や、信州蕎麦やソフトクリームなどの軽食が食べられる「チャップリン」があるので、ここで休憩するのもアリです。

元祖リフレクションスポット御射鹿池

霧ヶ峰高原は主に見晴らしのよい爽やかな草原ですが、次に向かうのは一転して緑の濃いうっそうとした森林エリア。車で40分ほど走った御射鹿池を目指します。標高1500mにある池は水面に映る森林が美しいリフレクションスポット。教科書にも載っている画家、東山魁夷氏の作品「緑響く」のモチーフになったことでも有名です。ここに白馬がいたら、まさしくあの作品ですよね。

池に映るカラマツ林は、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。新緑がまばゆい春や、緑が深い夏もいいですが、華やかなのはやっぱり秋。黄やオレンジに色づいた森は、なんとも言えない妖艶な装いです。

冬になると木々が白く染まり、これも神秘的な光景。雪と氷の世界は感動的な美しさです。季節だけでなく、差し込む陽光によっても見え方が違うので、何度訪れても初めて見る光景に出会えるのが嬉しいですね。

滑らかに流れ落ちるおしどり隠しの滝

御射鹿池から歩いて10分ほどの森の中にも、日本の四季の美しさが実感できるスポットがあります。奥蓼科の名所、横谷渓谷の最上流にある、おしどり隠しの滝です。岩の表面にはチャツボミゴケが群生し、緑の絨毯の上を滑るように清流が落ちていきます。

紅葉の名所としても知られ、秋になると周辺の木々が赤や黄、オレンジに染まります。迫力のある滝が多い蓼科にあって、連なる岩盤の上を流れる滑滝は珍しい存在。渓谷らしいしっとりと落ち着きのある景観が魅力です。

苔の道を歩いて幻想的な白駒の池へ

御射鹿池から車で35分ほど走ると最後の目的地、白駒の池に到着します。周囲1350mほどの小さな湖があるのは、標高2115m付近の北八ヶ岳の原生林。標高2100m以上にある湖としては日本最大の天然湖です。

湖までは駐車場から徒歩15分ほどですが、眺望のよい高見石小屋を回る約2時間のトレッキングコースもおすすめ。展望スポットの高見石からは、濃緑の森に囲まれた白駒の池を一望できます。

白駒の池周辺には樹齢数百年の原生林が残り、足元はフカフカの苔で埋め尽くされています。実はこの森は日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」に選定された貴重な場所。なんと485種類の苔が生息する神秘の森なんです。

同じように見える苔でも、よく見るといろいろな形をしています。苔の間に小さな虫が潜んでいたりして何だかファンタジック。ぜひ虫眼鏡をもっていって、美しい苔の世界を堪能してください。

白駒の池に着いたら、遊歩道に沿ってぐるっと一周してから戻ります。手こぎボートもあるので、湖からうっそうと茂る森を眺めるのもいいでしょう。紅葉の時期は、湖面に赤や黄の木々が映り写真映えもばっちりです。

食材に恵まれた信州グルメも楽しみ

今回、紹介したプランでは、霧ヶ峰から御射鹿池へ向かう途中で早めのランチ、または白駒の池へ向かう前に遅めのランチというのがスムーズ。別荘地でもある蓼科高原には、おしゃれなレストランやカフェが多いので選択肢は豊富です。

地元の食材を選ぶなら、そば粉の香りたっぷりの信州そばが定番。冷たい湧き水で締めたそばを生ワサビでいただきます。

ほかにも森で獲れたイノシシやシカなどを使ったジビエ、ニジマスやヤマメ、アユといった川魚、旬の野菜や果物など多彩な食材を味わえます。春なら山菜料理を!冬は郷土料理のほうとうで温まるのもいいですね。

泊まるなら食も温泉もハイレベルな高原のホテルへ

蓼科高原には今回紹介したスポット以外にも見どころが多く、日帰りではもったいない。1泊してさらに蓼科を満喫するのがおすすめです。
宿泊施設はホテルからペンション、温泉旅館まで揃っているので好みに応じて選べます。

「Tabist ホテル コロシアム・イン・蓼科」は、霧ヶ峰高原から車で約30分の別荘地にあるホテル。白樺の木に囲まれた女神湖のすぐ近くに立ち、蓼科高原観光の拠点にはぴったりです。真っ白な外観は上品で、ヨーロッパの湖畔リゾートを思わせます。

客室は29室あり、メゾネットや和洋室、トリプルルームなど9タイプを用意。ひとり旅やカップルからファミリー、3世代まで誰もが快適に過ごせます。

オーナーはフレンチのシェフでもあり、見た目にも美しい料理は根強いファンが多い本格派。ジビエや山菜といった蓼科の食材を中心に、シェフの故郷である伊豆の魚介もとりいれ、山海の幸を彩り豊かに盛り付けます。

温泉施設が整っているのも魅力です。蓼科源泉のひとつ、芹ケ沢温泉の湯を引いており、大浴場で生命力に満ちた森を眺めながらくつろぐ時間はまさに至福。サウナや岩盤浴も備わっているので、外気浴で整うことも。

自分へのご褒美にもぴったりなホテルに泊まって、高原リゾートを満喫してみてはいかがでしょう?

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